2011年03月07日

週刊オーディンスポーツZ:Vol.9

■社説
最近の学校では「シラバス」といって、年間の授業計画を前もって生徒、保護者に説明し、その後に授業を行うという形が取られています。
生徒には前もって「こういう勉強をするとこういう知識・技能が得られるんだ」と納得した上で勉強に取り組ませるという訳です。

この考えは、生徒の自主性・主体性を育む上では効果が期待できそうですが、一方で大きな落とし穴があります。

それは、こういう勉強をさせていると
「自分が前もって成果を予測できるものしか取り組まない人間になってしまう」
ということです。

学校の勉強というのは、自動車教習所や、職業専門学校のように、「前もって、得られる成果が分かって取り組む」だけでなく。「あの時は先生の言っている意味が分からなかったけど、大人になった今になってみると分かる」ということを勉強する場でもあります。
むしろ、子供の想像力を持ってしては、やる前には勉強することの成果が分からない勉強の方が、より人生の真理が学べる深いものであると言えます。

こうした「納得した上でやらせる教育」ばかりを受けてきた子供は、自分が納得しないと行動に移せません。

先日のチームの春合宿で、選手個々の個人目標を考える時間がありました。
その時に、まず自分がイメージする理想の選手像を持ち、そこからブレイクダウンして「1年後にはこうなる」、「1ヵ月後にはこうなる」、だから「今はこうする」、というようなイメージ作りをした上で、今の目標を決めるやり方が取られていました。

これ自体は、どのコーチのマニュアル本にも取り上げられていて、最近流行の手法の一つですので、ことさら批判すべき考え方ではありません。

ただ、一方で、練習というのは、先輩が指導する反復練習をひたすら行なっていたら、ある日突然コツを掴んだとか、ベンチプレスでマックスが伸び悩んでいたところ、先輩に無理に重い重量でやらされたら、突然ちょっとした力の使い方のコツを掴んで急激に数値が伸びたという、そういう面もあります。

要するに「どういう結果が出るか分からないけれど、ひたすら努力していたら、思いがけない成果が出た。」という面です。

余りにも「これをやったらこうなる」という成功イメージだけに捉われすぎてしまうと、こういう「自分自身の気付き」や「予想もしなかった成果」に対して鈍感になってしまいます。

最近の若者は、マニュアルがないと動けないと良く言われています。
その原因の根本は、実は「納得してからやらせる」という教育にあるのではないでしょうか。

もう一つ、「成功イメージ」を今の行動の原動力にすることの落とし穴があります。
それは、人間の意識というものは「成功のイメージ」くらいでは簡単には変わらないという現実です。

その場で「成功イメージ」を想像して、「今日から変わるんだ」と決めて、めちゃめちゃ頑張っている自分を想像する。これは楽しいものです。
なぜなら、その時は想像しているだけで、実際には全然苦労していないからです。

「成功イメージ」は、「自分への陶酔」を生み、「先の自分への期待」へと変わり、「今の安心」を得る。
言い方を変えれば「逃げ」であるということです。

巷ではこうした「成功法則書」のようなものが常にベストセラーに入っていますが、実際には「成功者」は増えてはいません。
その理由もこんな所にあるのではないでしょうか。

では、何が弱い自分を導いてくれるのか。
それは自分を強制的に努力させてくれる「環境」です。

その環境の中で一番影響力があるのが「強い先輩」です。
「強い先輩」の強制が、後輩に「結果の想像できない努力」をさせる。
その結果、後輩は、「自分自身の気付き」や「予想もしなかった成果」を得る。
スポーツにはそういう面も大切で、特に初心者の集まりのオーディンなら尚更です。

この社説を書いていて、ふと、後輩とひたすら原始的なトレーニングをする、先輩高木啓樹の存在を思い出しました。

「だまされたと思ってやってみろ!」
最近死語になりかけているこんな言葉が、実は今、新人勧誘も含めて、オーディンの再建にとって求められているのではないかと思います。


ご意見・ご感想はodin_jimukyoku@yahoo.co.jpまで、宜しくお願い致します。


■オーディンニュース
<黄木里菜>
2月24日(日)、居酒屋『来る味』にて4年生の追い出しコンパを行いました。
現役からは浴びるほどのお酒をプレゼントして、見事全て受け取っていただきました。

そんな中、4年生のみなさんには今までの思い出話やこれからの事についてなど、たくさんお話を聞いていただけました。
現役から記念品を渡す時には、あちこちから感謝の言葉、すすり泣きが聞こえてきました。

実は私も大泣きした中の1人です。
私のユニットには1学年上に先輩がいないので、4年生には特にお世話になり、ユニット内では、もう先輩に怒られたり話を聞いてもらえたりする機会がないんだと思うとすごく寂しいです。

今までずっと一緒だった4年生の方達に勝つ姿を見せたいから強くなってやろう、というのが今の私の原動力の一部でもあります。

別れがあれば出会いがあり、今年も新入生が仲間入りします。
少しでも私がすごいと思っていた先輩方に近づく為に、春の期間を大事に過ごしていこうと思っている今日この頃です。


■特別企画「平田先輩のメッセージから勇気をもらいました。」
同じく自分の心の弱さと戦う男、前コーチ:青柳英明

平田さんのメッセージを読ませていただいて率直な感想をのべたいとおもいます。
平田さんは自分の弱さを真摯にうけとめそれでも必死に前に進もうとする姿に心を打たれました。
本音と建前が乱立する世の中で自分に正直に生きようとする姿には勇気をもらえます。
ですがボクはなかなか前に進むことができません。
アメフトが好きです。オーディンが好きです。
チームに何かしたい貢献したいという気持ちもあります。でも一歩が出ません。
昨シーズン一年生が大量にやめたのは自分の責任です。
そんな半端ものがチームに必要なのかなと考えると、自分はやはりいらないモノなのではないかとふと考えてしまいます。
同期に比べ才能もないし、いつも周りに対する劣等感だけがドス黒く渦巻いていました。
だから現役中は役割を演じるようにしました。
「チームの空気を和ませよう。ピエロになってもいい」この選択が正しかったのはわかりませんし、今笑ってグランドに行く自信がありません。こんな思いを抱えたまま同期や後輩、先輩、コーチ、監督に会わす顔がありません。
愚痴だらけで情けない人間だっていうのはわかっています。また感情にながされるまま書き綴ったので誤字脱字、文章構成がめちゃくちゃですがこれが今の正直な感想です。


■松本主将プレゼンツ:今週の主将賞

主将賞 須郷 秀教(3年DL/OL)

『最近アメフトが楽しいと思うようになってきました。』
この言葉を聞いたのは昨年末の頃だったでしょうか。
運動経験もあまりない、家族から『大学にはいったら何か運動しないとまずい。 』と言われアメフト部へやってきた男が須郷です。
ベンチプレスはレシーバーよりも上がらず、持久力もない。そんな男がラインパートへ。
はじめは半ば嫌々やっていたと言います。辞める度胸もなかったと。トレーニングも好きではなく、受け身でやっていました。
そんな彼が昨シーズン、そして今年と、変わっています。
後輩にも積極的に声を かけ指導し、自らもグランドでは必死に走り食らいつき、練習後に見かける場所は決まってトレーニングルーム。
頑張ることは当たり前かもしれません。ですがその姿で仲間を鼓舞し、引っ張り あげる須郷は、間違いなく今年のキーパーソンであり、誇れるラインマンです。
そんな須郷を今週の主将賞とします。


■オフェンスリーダー&ディフェンスリーダーより

<オフェンスリーダー:佐々木亮>
今回からは今期オフェンス幹部の紹介です。 今週から毎回一人ずつお送りいたします。
今週はオフェンスサブリーダーです
オフェンスサブリーダーはodinの長州力こと池田和樹です。
その名の通り、見た 目は長州サンとビビる大木を足して二で割った感じです。態度も声もデカイですが、やるときはやる、とても頼りがいのある頼もしい奴です。
今年は注目ですよ。
では、突然ですがここからは"突撃!!今年のオフェンスチーム"のコーナーです。リーダー本人に直撃リポートします。リポーターはわたくし佐々木です。
いきなりですが今年のオフェンスチームはどうですか?
「今年のオフェンスはバランスアタックをテーマにパス、ランどちらでもコンスタントにゲインしていきます!目が離せないですよ!」 次に注目ポイント、注目選手はいますか?
「注目選手は僕ですかね。といいたいところですがやはりオフェンスチーム全員です。試合でガンガンゲインできるように日頃から一緒に飯を食ったり、銭湯にいったり、などなど色んなことをしています」
では、最後に意気込みをどうぞ!
「今期は全員で強いオフェンスチームを作っていきます!どの瞬間も見逃さない でください!皆さまをワクワクさせるようなオフェンスをするので是非会場に足を運んでください」

おぉ〜本物の長州サンとは違って受け答えはハッキリしてますね!
次回は我らがオフェンスの猛者ども、ラインを率いるリーダーの登場です。どんな人物なんですかね!? では、また来週。

<ディフェンスリーダー:出家圭佑>
こんにちは!出家です!
さてさて今回から予告通り各パートリーダーによるパートの紹介です!
こんにちは!!今季ディフェンスラインリーダーになりました、DE#99黒岩幸祐です。
今季のDLは「鉄壁」というテーマのもと、スピード、フィジカルともに相手OLに勝ち、文字通り相手ブロッカーをダウンフィールドに出さない「鉄壁」なディフェンスで他パートとも連携し、チームを勝利へと導きます。
現在の春練ではこのテーマの核となる、「個人のフィジカルUp、1対1の強さ」に重きを置いて練習を行っています。
パートリーダーである自分を含めまだまだ発展途上ではありますが、「今年のディフェンスチームはDLが機能しなくては勝てない」という危機感をパート内8人で 共有し、秋にはDLのチーム名通り 《Big Quickers》でかくて速い選手としてフィールドに立ちますので、応援よろしくお願いします!!
最後になりますが、今年のDLでは年に二回、DLグッズを作ろうと考えています。
第一段はポロシャツとハーフパンツです!! 6月のオープン戦を目安に考えており、詳細は後日掲示板等でお知らせします!!こちらもお楽しみに!!

いかがでしたか?今週はついにキックオフパーティーですね!皆さんにお会いで きるのが楽しみです!
次回はLBリーダーの祥平です。よろしく!


■徒然後記
京都府京都市に愛宕(あたご)山がそびえる。
山頂にある愛宕神社は全国900社ある愛宕神社の本社として火伏せの神を祭っておりその歴史は1300年を数える。
古来から京都の住民にも親しみ深い社で、愛宕神社の「火廼要慎(ひのようじん)」と書かれた火伏札は、京都民家のどの台所でもお目にかかれるという。

先月19日に漁船との衝突事故を起こしたイージス艦「あたご」の艦名はこの京都の愛宕山からきている。
一週間以上経った今でも報道の熱は冷めやらず、事態は事故の究明から防衛省への非難に変化している。
公表が二転三転し、その結果、大臣ほか官僚の対応の遅れ、そして防衛省内局(背広組)と海上自衛隊幹部(制服組)の一体感のなさが露呈したためだ。
最近では一連の事件の責任を巡って、野党側から石破防衛相の辞任を求める声も高まってきている。
一見場末の民家から始まったように見えた火も、いまや本丸をも焼き尽くさんばかりに燃え広がっている。その発端が防火・防災の神社の名を冠した艦とは皮肉なものだ。せめて官僚の隠蔽体質をも焼き払ってくれると良いのだが。

(第28期:伊藤雅史)

さーて、来週の週刊オーディンスポーツは?

○社説「旧4年生スタッフ、木村彩乃の凄み」
○オーディンニュース「3グラ定時撤退の取り組みについての中間報告」

を中心にお届けします。お楽しみに〜!
今日は何する?オースポっちゃお!
また来週〜!
posted by 週刊オーディンスポーツF編集長 at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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