2011年03月07日

週刊オーディンスポーツZ:Vol.22

■社説

今回はチームの「政治」について書きたいと思います。
良く言われる「チームのことをチームのみんなで決める」という言葉。
この、「チームのみんな」とは誰のことを指すのでしょうか。

このことについて政治用語の「ナシオン主権」と「プープル主権」について触れたいと思います。
ナシオン主権とは、「国民」を「過去から未来までを通じて存在する、抽象的な人間の集団」と考える説です。
この説によれば、主権者の「国民」の意思は抽象的にしか存在しえず、これは自由委任(有権者の代表になったあとは自由に政治活動ができる)に基づく代表者による討論の中で再現されます。
この点において、ナシオン主権は代表民主制、制限選挙制と密接に結びつきます。
制限選挙制と結びつくのは、抽象的な国民の意思を再現すべき自由委任に基づく代表者の選出には、一定の能力が必要とされると考えられるからです。
歴史の不勉強な国民が代表を選んでしまうと過去の国民の意見を反映できないということです。

これに対し、プープル主権とは、「国民」を「現に存在する人の集団(能動的市民からなる有権者団)」と考える説です。
この説によれば、主権者たる「国民」の意思は、現に存在する人々の具体的な意思であり、直接民主制あるいは命令委任(選挙で選ばれた代表は自らの意志を持たず、選挙区の有権者の意思に基づいてのみ言動する)に基づく代表者によって具体的に表されます。
この点において、プープル主権は直接民主制、普通選挙制と密接に結びつきます。普通選挙制と結びつくのは、全国民から漏れなく意思を吸い上げることで、具体的な国民の意思が表れると考えられるからです。
ナシオン主権を体現したのがフランス1791年憲法であり、プープル主権を体現したのがフランス1793年憲法であるといわれています。

オーディンに関しては、主将選挙の際はチーム全員が選挙し、その結果を参考に監督、前年度の幹部が決定するという方式を採用しています。
これはナシオン主権的といえます。
しかし、これはその年のチームの意識や来年度の方針によって変更していて、しかもこの決定権を誰が行使するのかということも非常に曖昧になっており、今後の整備が必要な部分です。
ではナシオン主権とプープル主権のどちらがオーディンに適しているかと言うと、まずフットボールはほとんどの選手が初心者である点、また活動においてOBの力を含めて成果を上げていこうという方針を持つ点、この2つの点から判断すると、ナシオン主権の哲学で選挙を行っていく方が、より「オーディンの意見」を反映した選挙が行なえると考えられます。
しかしながら、それでは新入生のチームに対する帰属意識も育ちませんし、大学の建学の精神「人間愛=〜人間性の絶対的尊厳と、その無限の発展性とを確信し、すべての人間を信じ、尊重し〜」にもそぐわないです。

そこで結論としては「理想的にはプープル主権で選挙を行ないたいけれど、現実的には下級生は歴史認識、競技認識も含めてチームの意志を体現出きるほどには成長してないから、仕方なくナシオン主権を採用する」というのが適切であると考えられます。
従ってチームとしては、いつかはプープル主権に移行できることを夢に見ながら、後輩は先輩からチームの歴史を学び、下級生もチームの意志を体現できるように努力するということが求められるということです。

今の自分の意見が果たしてオーディンの流れに根差したチームの意志を反映したものなのか、それともただ単に自分の思いつきや価値観・好みでの意見なのか。
チームの運営には各々がそうしたことを自問自答することが求められます。

※ご意見、ご感想はこちら
odin_jimukyoku@yahoo.co.jp


■松本主将プレゼンツ:今週の主将賞

主将賞:飯塚久史

今週までストレングスリーダー歌田が教育実習のためグランドに来ることができませんでした。
その間のストレングスを仕切っていたのが久史です。

久史は元々口下手で愚直な男です。今までも何か言うよりもグランドで一番元気を出し行動で示していく、というスタンスでやっていました。

ですが、最近ではトレーニングに様々な部員を巻き込んだり、プロテインやストレッチの習慣化を呼び掛けるなど、色々なことを周りに発しています。部員がつけているトレーニング記録ノートにも色々なコメントをつけ、さらに習慣化させようとしています。

昨年はフィジカルの差を痛感しました。ストレングスは今季通して大きな課題です。その気持ちをより全体に共有しようと行動している久史を今週の主将賞とします。

■オーディンニュース
BBSにて新入生の「チームの哲学に対する思い」について書いてもらった内容を転記しています。今年の新入生の人間性、意気込みが感じられる内容になっていますので是非ご覧下さい。

※オーディンBBSはこちら
http://www4.rocketbbs.com/641/odin.html
※新入生の詳しいプロフィールについてはHPをご覧下さい。
http://bu-odin.com/newcomer-ps.html

■オフェンス・ディフェンスリーダーより
<オフェンスリーダー:佐々木亮>
どうも!佐々木です。
ところで先週の土曜に五輪最終予選の男子バレーが始まりました。
9年間バレーをやっていた自分にとってはワクワクドキドキの瞬間です。
開幕戦はイタリア。イタリアはアテネでも銅メダルを獲得した強豪です。
今までの歴史からみてもまぁ勝つことはないだろなと思ってましたが、始めの1セットは取られたものの、2、3セットを取り、まさかの王手です。それも先に日本がマッチポイントを取り、コート上の選手も控えの選手も監督も観客もTVの前の視聴者も日本の勝利を確信したと思います。
が・・・まさかの・・・7点差をひっくり返され逆転負け。
勝利を喜ぶ為に握り締められた私の拳も解き放れました。

長くなりましたが言いたいことは、今年のオフェンスのフィロソフィ-にもあるように「やりきる」ということです。
試合終了まではやりきるのです。
試合終了の笛がなって初めて気を緩ませばいいのです。
勝利を確信して気が緩んだ日本に比べイタリア選手の目は貪欲でした。
たぶん彼らは不可能に近い状況ながらも決してあきらめていなかったはずです。
すべてはその差だと思います。技術云々の差ではないです。

俺は勝つ為にやっている。
その為には一日一日をやりきり、一週間をやりきり、一ヶ月をやりきり、どんどん積み重ねていくこと。
わかりやすいでしょ?
でも、実行するのは大変。
そこは仲間同士、支えながら、叱咤激励しながらいこうぜ!

<ディフェンスリーダー:出家圭佑>
こんにちは!出家です!今週中にはこっちも梅雨入りするそうです。毎日泥だらけになると思うと今からとても憂鬱です(笑)
今回はやっと酔いからさめたDBリーダーのかずみが新入生の紹介文を送ってくれたので、まずはそれをお送りします!

お久しぶりです!
DBパートリーダーを務めています#13星野嘉住です。
今シーズン同じパートで勝ちにいく新たな3人の戦士達を紹介します。
『#20 平井一矢』
春練からもう頑張りたいとグラウンドを覗きにきていた一矢!練習では黙々と色々考えながら打ち込み、普段はおバカなキャラを貫き通しています。好物はグミです!
『#9 下机隆幸』
前々からアメフトに興味を持っていたバスケマン。素直で聞いた事はすぐ行動に移し、自ら考えて練習に取り組んでいます!甘い表情と甘い声も出せます!
『#12 金井洋太』
以前は軟式野球をやっていてすばしっこく動く洋太。洋太のバックペダルにはDBメンツもびっくりです!どうやったらもっと上手くなるか、もっと速くなるか考えながら取り組んでいます。笑顔がとびっきりかわいいのも特徴です!

3人とも素直で受容する器が大変大きく今後どのように化けていくのか楽しみです!!
この下からの刺激をパート内での活気に繋げられるよう取り組んでいきます。

ということです。
この間のDB会でみんな泣いたと書きましたが、この新入生3人は自分の話(酔っていたのではっきりと内容は思い出せないんですが…)を聞いて泣いてくれてたんですよ!笑
もうこいつらもDBの家族の一員だなと思った瞬間でした!

あと2週間後に迫った白鴎大戦も新しいDBパートでの初めての試合なので、新入生がどんなプレーをしてくれるのか、そして上級生がどんなプレーを見せ付けるのか本当に楽しみです!

■特別企画:職業なるにはなったら物語〜今回は第24期の高木啓樹の後半です。

今、自分はポンプ車の機関員、分かりやすく言うと、消防車の運転手をやっています。
災害が起こり、出場をする際には、その日の道路工事やその時間の渋滞状況を考えて、すぐに道順を決め、緊急走行で向かいます。
少しでも早く現場に着かなくてはいけない一方、出場途上、絶対に事故を起こしてはいけないので、本当に緊張をします。
災害に出場をしていない時には訓練を行ったり、あとは学校やマンション、会社の消防訓練(避難訓練)に立ち会ったりしています。
実際に火災が起こった時、119番通報、避難や誘導、消火器での初期消火、これらの事をやるのは全て市民の皆さんになるので、いざという時にはきちんと対処が出来る様、しっかりと覚えて頂かないといけません。
自分は下っ端なので、人前に出て、色々と説明をする事が多いです。
大人には少しでも防災に関心を持って頂ける様、子供には消防士になりたいと思って貰える様、幼稚園の先生と看護師さんには飲み会をやって貰える様、一生懸命に説明をします。

この仕事は頑張った分だけ給料が上がるという訳ではありませんし、みんなが逃げる様な所に向かって行くので、危険な目に遭ったり、悲惨な光景を目の当たりにする事も多いです。
だけど、やりがいも大きいですよ。
自衛官?警察官?いやいや、なるんだったら、やっぱり、消防官ですよ。


■徒然後記

6月1日から後部座席のシートベルト着用の義務化が始まった。
施行前日まで義務化を知らなかったという声もあったくらいだから、定着していくのも一苦労だろう。
昨年、後部座席に座っていた死亡者の数は200人以上。以前から後部座席の危険性は話題になっていたが、実践していた利用者は少なかったようだ。
日常的に利用しているとなかなかその危険に気づけないものだ。
例えば電車のホームにて。通過電車のアナウンスを聞いても、つい人のいない「黄色い線」を通ってしまう。
最近はホーム内での事故もよく報道される。見知らぬ男に後ろから突き落とされたとか、電車の警笛に驚いてホームに落ちてしまったとか、そんな事件を聞く度ホームは危ないな、もうやめようと心に誓うが、気がつくと忘れている。
危険への鈍感さに恥を隠せない。
「(事故が)起きてからでは遅いんだぞ」と説教されるたび、「わかっちゃいるけど」と口を突いて出てしまう。
誰もが幼い頃から経験のあるやり取りだろう。
「わかっちゃいるけど」の義務化に少しでも成果が出てくれることを願う。
いつまでも叱られてばかりではいけない。


さーて、来週のオースポは?
○次回の社説は、編集長取材出張につき、編集長代理の小山祐香が担当します。
テーマは「個人とチームの関係性について」です。
○特集「職業なるにはなったら物語」職業:警察官。第26期:飯塚大輔が登場します。

以上をお届けします。

次回もレッツオースポリーディング〜!グーググーググー!コォ〜!
また来週〜!

posted by 週刊オーディンスポーツF編集長 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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