2011年03月09日

週刊オーディンスポーツZ:Vol.47

■社説

11月24日の新潟戦が終了し、今年の反省と来年度への引継ぎをもって今シーズンのスケジュールは終了します。
今年のオーディンを一言で表すなら「私から公へ」の1年でした。

「自分は何がしたいか」ではなく「自分に何が求められているのか」
「チームが何をしてくれるか」ではなく「チームに何ができるか」

そういう哲学を追求したシーズンだったと思います。

春合宿では、「自分はオーディンのことが嫌いだ」「辞めたいと何度も思った」そんな声が飛び交う中でのスタートでした。
そういう声を切り捨てたり、嫌悪したりするのではなく、それを受け止め、じゃあどうしようかという所からスタートした松本、出家、濱野3人の幹部の懐、器が光りました。

特に主将松本は、自分のだらしなさから留年した苦い経験を踏まえ、「チームからの留年者は自分で最後にする」という覚悟で望みました。自分の弱みを敢えて武器にする姿勢は、今の若者に対する生き方のひとつを示したと思います。
1年生からも「松本さんについていきたいと思った」という声が随分聞かれました。
それと、勧誘では鈴木祥平がよく頑張りました。全体にロープレをしたり啓蒙したり大車輪の活躍を見せました。

この留年問題と1年生の退部問題が今年一番克服しなければならない課題だったのですが、地味ですが1番重要なこの問題に、逃げることなく真正面から向き合ったと思います。
1年生の退部問題に関しては、去年辞めずにチームに残った2年生の選手3人、斎藤、平間、石田が頑張りました。
1年生に対して個別に面談したり、部室に1年生の集合写真を貼ったりし、1年生の結束を高めよう、不安を取り除こうと努力しました。
その結果1年生の選手は1人も辞めませんでした。現在スタッフの松永が悩んでいますが、スタッフも彼を除いて全員元気です。みな若いですからそれぞれ個人のやりたいこと、好き嫌いがあるかとは思いますが、「自分の役割」をよく理解して頑張っています。

「私から公」のチーム作りの上で、個人、私人としての欲望は抑えて行く方針を取りました。

「部内恋愛禁止」
「学業最優先」
「バイト禁止」
「撤退時間厳守」
「新入生を辞めさせない」

という春に掲げた五箇条も、みな、私心を超えて公心を持つ努力をしたと思います。
これは副将の出家が周りを牽引して頑張りました。もともと「俺が俺が」の性格でしたが、当コラムを最初から読んでもらえばお分かり頂けると思いますが、1年間で随分成長したなと感じます。

今シーズンの開始時点でのチームの現状としては、3月の東洋大とのメージで怪我人で人が足りなかったので「オーディンのハドルに東洋大の選手を入れてスクリメージを行なった」という事件がありました。
これはビザを発行してない外国人に入国を許してしまうということで、まさにオーディンという国家の主権が揺らぐ大問題でした。
チームの内と外という認識がなくなってしまったおり、言い換えれば「チームという観念が消滅してしまった」=「チームが崩壊してしまった」ということでした。

この危機的な状況にしっかりと向き合い、チームを再建したことは大変大きな収穫だったと思います。「雨降って地固まる」で、チームの結束を見直す契機にもなりました。

リーグ戦戦績は、今年は悲願の3部リーグ初勝利を果たすことができました。たかが1勝かもしれませんが、この1勝に今年の努力が全て集約されたと思います。感動しました。

監督、コーチ陣の苦労も報われたと思います。
ストレングスコーチの松岡は試合後に走りこみをさせるという強引な指導も行ないましたが、選手との信頼関係によって忌避する選手もおらず、去年の上がった「試合中に足をつる」という課題も克服させました。

会場では、グングニル団長の林、グッズ販売担当の唐澤の活躍が光りました。
観客動員数も去年の5割り増し程度は達成しましたし、公共会場費も捻出できそうです。
こういう、人がやりたがらないような仕事を頑張るOB、OGが現れたのもチームの成長だと思います。逆に言えばこういうOB、OGがいるからこそチームが成長できるのです。

OBと言えば、今年はオーディンOBモンスター軍が所属している所沢アウトローズ、サンダーバーズの活躍が光りました。
両チーム共にプレーオフ進出で今後の結果が楽しみです。
また福田選手がX2部リーグに参戦し、ポジションを獲得したこともモンスター軍の成長の現われだと思います。34歳で移籍するのは大変勇気がいることですが、困難を恐れず前に出る姿勢というのは、まさにオーディニズムだと思います。
今年のOB戦ハッスル5は3年ぶりにモンスター軍の勝利で、学生に立ちはだかる大きな壁になりました。シーズン通して、ハッスルでモンスター軍が勝利することで学生の甘さを鍛え直し、その結果シーズンで去年の成績を上回るという理想的な形になりました。

その他に、壮行会とオースポメール配信を担当した木村、越谷ホームとのパイプを作った島村、徒然後記を1年間書き続けた伊藤、審判をやって下さっている大長さん、関、モンスター軍で主将を務めた宮田、グングニルで林を助けた平田、飯塚。
よく頑張ったと思います。こういう人たちの勇気ある行動によってチームは成り立っています。

会場にも多くの方が来て下さいましたし、OB・OG会費、後援会費も大変多くの方から頂きました。特にまだお会いしてない遠方の方からのご支援が私たちがオースポを書かなければいけないという使命感を最も与えて下さっています。本当に有難いです。

こういう方たちに喜んでもらって、勇気を与えることができるのか。
たかが3部の大学チーム。たかがメルマガです。そんなことを考えるのは分不相応かもしれない。それでも何かできないか。
それがこれからも私たちオースポのテーマだと思います。

2008年、大変いい年でした。世間では格差だ不況だと言われる中で、こんないい時代を生きられる私たちオーマニアは実に幸せだと思いますね。

※ご意見ご感想はこちら
odin_jimukyoku@yahoo.co.jp


■VS新潟大学戦、会場レポート

<オーディン3部昇格の立役者、第27期主将:長沼亮>

今シーズン最終戦は、千葉商科大学の人工芝グラウンドにて行われました。
第23期からは斉藤さん。肺炎が完治していない中、後輩を想い駆けつけて下さいました。

第24期からは五味さん。ラインメンバーの活躍を見逃さず応援して下さいました。

第25期からは真中さん。一際大きな声での応援で、グングニルも盛り上げて下さいました。

第26期からは平田さん、多田さん。平田さんは副団長として、多田さんは選手から一番近くの位置で、最後まで応援して下さいました。

第27期からは林、大塚。林団長は、応援だけではなく、試合実況も行いながら、選手の立場と観客の立場を意識した応援をしていました。

第28期からは島村、坂本、七島、木村、唐沢。島村は夜勤明けでそのまま会場に駆けつけ、唐沢は最後までグッズ販売も頑張っていました。
また、ご家族、ご家族のお知り合い、選手の友人も今シーズンで最も多くご来場下さり、サイドラインの半分を埋め尽くすほどで、雰囲気で相手チームを圧倒していたことは間違いありません。
皆様、お忙しい中駆けつけて下さり、本当にありがとうございました。
試合後に団長の林が伝えていましたが、勝敗に関わらず、多くの方々に応援したいと感じて頂けた事が、今シーズンの大きな成長の一つであるといえるのでないでしょうか。

早速試合に関するお話ですが、特に盛り上がる場面は、後半のはじめにやってきました。
相手チームにじりじり攻められながらも、自陣1ヤード地点でファンブルリカバーした時は、『いけるのか!!』という雰囲気になりましたが、その後は相手のプレーを止めることが出来ず、前半で5本のタッチダウンを奪われてしまいました。

しかし、見せ場がやってきます。
『このまま後半もやられ続けてしまうのか…。なんとかならないものなのか…。』といった不安と期待が入り混じる観客をよそに、文教大学のオフェンスが止まらなくなります。
着実に前進し、7分の時間をかけてタッチダウンを奪いました。

試合後に安宅コーチに話を聞くと、前半の相手の動きを見て、少しやり方を変えたところ上手くいったと聞きました。
分析をして指示をされたコーチはもちろんですが、試合中に少しでもやり方を変えるということは、特にラインメンバーにとっては難しいことで、対応した選手もすばらしいと感じました。

後半も相手のオフェンスをなかなか止められずに苦しい展開が続きましたが、コーチの采配が光り、前半よりも攻守共に文教大学の見せ場も多く、最後まで戦う姿勢を感じる試合となりました。
サイドラインからも、最後の1プレーまで声援が続き、選手もその声援に十分応えてくれたと思います。

そして、今回の試合の集大成を感じたのは試合後のことでした。
試合後の挨拶が終わり、下級生がうずくまって涙している中、主将の松本と、副将の出家は、真っ先に応援して下さった皆様にお礼の挨拶に来ていました。
今シーズンのこういった姿勢が、保護者の皆様を中心に響いたのではないかと思います。
後輩には是非見習ってもらいたいと感じました。

もしかしたら、選手・スタッフ自身が今シーズンに最も成し遂げたかったことは、達成できなかったかもしれません。
来年も、再来年も、どんなに努力しても達成できないかもしれません。
周囲の期待に応えることが難しいシーズンがあることも事実です。
しかし、本当のチャンスを掴める人は、難しい状況の時ほど、地力をつけるための努力をし、チャンスを見極め目を養います。
そして、来るチャンスを逃さず掴みます。
そういった意味で、松本、出家の最後の行動、今シーズンの取り組みは非常の価値があったのではないでしょうか。
もっとチームが強くなり、多くの方に応援して頂けるようなチームになることを期待させる最終戦でした。


■シーズン企画:「オーディンモンスター軍、OB達の戦いの軌跡」
〜全国で戦うモンスター達の試合予定と結果をアップします〜

<試合結果>
11月24日(月)Xリーグ2部
福田選手所属
●バーバリアンVS○ブルザイズ東京
19対27でバーバリアンの敗戦です。
バーバリアンは3勝2敗で今シーズンのリーグ戦は終了しました。

<福田選手からのコメントです>
全勝のブルザイズ東京と1敗のうち。勝った方が入替戦出場という大一番でした。
自分は右のオフェンスタックルをスタメンで出場しました。
結果は負けてしまいましたがオフェンスは今シーズン最多得点を上げることができました。
これは複雑な気持ちなのですが、今季最強のブルザイズに対して最多得点を上げる。じゃあ、今までは何だったのか。力を出し切れてなかったのではないかということを感じ、悔しさというよりも。来年はもっと真剣にやろうと思いました。
もちろん35歳にして移籍して、12月から筋トレに取り組み、自分の力が通用するのか不安を抱えながらのシーズンインでしたので、いい加減な気持ちでやっていたのではないのですが、この結果から「もっと上の真剣さ」を求めなければと思いました。
試合前も「ブルザイズは強い」ということのイメージだけが先行し、スカウティングの結果で相手の弱点を突くことばかり考え、自分たちの強みを出すことに臆病になっていました。
「そんなに強い相手じゃない」とオフェンス全体が気付いたのが第2Qになってから。後半はオフェンスが相手を押す展開になりましたが時既に遅しという感じです。
最後のハドルで監督から今後の予定について告げられ、X1部で撤退するチームがあるので他チームの星状況如何によっては、昇格を賭けての決定戦が行なわれるかもしれないとのこと。
まだシーズン終了ではありません。どういう展開になるか分かりませんが次の戦いに準備だけは怠らないようにしたいと思います。
最後に、啓樹が応援に来てくれました。今回はバックスタンド側で、しかも雨が降っていたのでお客さんはいなかったのですが、啓樹一人がバックスタンド側にいたので、チーム全員で啓樹に挨拶をするという面白い状況になりました。
啓樹は、俺の応援はいいから早く自分のチームに戻りなさい!


※今週はモンスター軍の1敗で、通算9勝11敗1引分です!
オーディンのシーズンは終了しましたが、モンスター軍のシーズンはまだまだ続きます。
来週は是非会場にも応援に行きましょう!

<試合予定:11月29日〜>

11月29日(土)JPFF
金子選手、池選手、宮田選手、萩原選手所属
所沢アウトローズVS浦和ウラワーズ
※JPFFは上位8チームによる決勝トーナメントが行なわれ、優勝チームが関西の優勝チームと「オーシャンボウル」で激突します。
今回、同点くじ引きで見事トーナメント出場を果たしました!

11月30日(日)江戸川アーバンリーグ
小堀選手、斎藤選手、香取選手所属
サンダーバーズVSローバックス
※江戸川アーバンリーグは2ブロック上位2チーム、計4チームで決勝トーナメントが行なわれます。サンダーバーズは2位でトーナメントに進出しました。この試合に勝てば決勝です。決勝は前回敗れているサンダーバーズとの対戦が濃厚です。


■松本主将プロデュース:今週の主将賞(最終回)

先週までご心配をおかけしてしまい、大切な時期にみんなにも周りの方々にもご迷惑をおかけしてしまったことをお詫びいたします。本当に申し訳ありませんでした。
このようなことがこれから先起こらないように、自身にも周りにも注意していきます。

さて、自分はこのオースポで毎週「主将賞」を出していましたが、今回はそれを振り返りたいと思います。
もとより人に対し評価するということをしたことがなく、初めは抵抗もありましたが、周りのメンバーや多くの方にアドバイスをいただきながらやってきました。
自分は『プラスにしてもマイナスにしても、自分がした経験を周囲に還元している、求められていることに対して自分を変化させようとしている』ということを中心に据えていましたが、自分自身周りが見えず、曖昧な週もありました。
そのような時は編集長からお叱りをいただいたり、つまらんという感想もいただきました。
書きたい内容があっても上手く言葉を作れず伝えることの難しさを痛感いたしました。
それは日々のハドルでも同じで、繰り返し考えていることでした。

この主将賞を通じ、周囲に目を向ける意識、他のメンバーを巻き込む意識などを強く持って一年間やることができました。また、周りの方々から様々な助言をいただき、学ばせていただきました。この経験を来年に生かせるよう、取り組んでいきたいと思います。

拙い文章ではございましたが、一年間、読んでいただき、ありがとうございました。


■オフェンスディフェンスリーダーより

<オフェンスリーダー:佐々木亮>

最終戦の新潟大に負け、今年のリーグ戦は終わりました。
新潟戦、前半はリーグ初戦の首都大の時のような悪循環でした。

『これでいいのか』『これが今シーズンやってきたことのか』『こんなもんじゃないだろ』
自分を含めハドルの中の者もサイドラインに立ってる者も誰もが感じたと思います。
後半なんとかタッチダウンを二本捕ることが出来ましたが、時間切れでした。

これで今シーズンは終わりです。
リーグ戦は何とか一勝をあげることができ、三部に残留できましたが、まだまだです。
この、まだまだの部分を明らかにして来年へと繋げていかなくてはなりません。
自分はもう四年で来年はありせんが、伝えられることできることはたくさんあり
ます。
そこまでやり切って今年が終わりだと思っています。
最後までやり切ります。
最後に最終戦、勝って終わりたかった・・・

これで自分がオースポを担当するのは最後です。
拙い文章でしたが毎回自分の思いや感じたことを色々と書かせていただきました。また来年は新しいオフェンスリーダーが担当しますのでご期待下さい!!

今年一年、たくさんのご支援・ご声援をいただきまして本当にありがとうございました。

<ディフェンスリーダー:出家圭介>

こんにちは!出家です!
今シーズン最終戦の新潟大学戦が終わりました。今回も非常に多くの方々に来ていただき、応援して下さいました。ありがとうございました!
Dとしては、良いプレーもたくさんあったし、悪い雰囲気の中では簡単に点を許してしまうなど、良い所・悪い所含め今年のDチームの集大成が出た試合だったなと思っています。

そして今Dの総括を出している所ですが、今年一年間を振り返ると東洋でのメンツの問題から始まり、高千穂とのメージのキャンセル、OB戦・リーグの結果等Dチームが1番チームに迷惑をかけてたんじゃないかなと思います。
自分自身Dの知識が不十分でDL・LBのことはパートリーダーに任せっきりになってしまったし、自分のプレーだけで引っ張っていけると思っていた考えの甘さもありました。

正直全然ダメなリーダーでした。

けれども一年生がしっかり育ってくれたし、ついに3部で一勝をあげることもできました。
来年に繋がる何かを残せたと思っています。
これから最後の仕事として、しっかり今シーズンの反省を出し次のDリーダーに繋げたいと思います。
これまで一年間、拙い文でしたがお付き合いいただきありがとうございました!

やっとオースポのことを気にせずゆっくり寝れます(笑)


■徒然後記

「敷居を踏んではいけない」という禁忌は、おそらく小さい頃から誰もが耳にしてきただろう。単に行儀が悪いと叱られることもあれば、敷居を踏むと歪んで建てつけが悪くなると諭(さと)されることもあったかもしれない。
もともと茶の湯の世界における決まりごとの一つだったが、それから庶民に浸透し、誰もがなじみのある禁忌として認知されている。

そんな敷居を踏み荒らす卑劣漢の犯行が世間をにぎわす。先日、厚労省の元次官宅が相次いで襲われるという事件が起きた。埼玉では夫婦二人が殺害され、東京では妻が重症を負った。いずれも玄関先での犯行である。
発生直後は「年金テロ」との見方が強かったが、現在逮捕されている容疑者の動機はいまだ不明瞭で不可解な部分も多い。早急な全容解明が求められる。

「他人様の家の敷居を踏んだ」程度なら、注意の一つで済むだろう。踏んでしまった側も無礼を恥じて頭の一つも下げれば良し。しかし「人殺し」という取り返しのつかない禁忌を犯した者は決して許されるはずがない。理由はどうあれ、暴力に訴える主張などいつの世もあってはならないのだから。

<第28期:伊藤雅史>

さーて、来週のオースポは?

○社説「モンスター軍躍進!所沢アウトローズとサンダーバーズを応援しよう!」
○特別企画「まだまだ続く、オーディンモンスター軍、OB達の戦いの軌跡」〜プレーオフ〜
以上を中心にお届けします。

「明日に向かってファーストダウン!」
オーディンは、未来を創るフットボールチームです。
来週もオースポでお会いしましょう!
posted by 週刊オーディンスポーツF編集長 at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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