2011年03月15日

週刊オーディンスポーツZ:Vol.76

■社説

去る6月13日、プロレスラーの三沢光晴さんが試合中にお亡くなりになりました。
私は子供の頃からずっとプロレスを見ていて、特に三沢さんのファンだった訳ではないのですが、三沢さんがかつて在籍していた、故ジャイアント馬場さんが運営していた「全日本プロレス」及び、三沢さんのファイトから多大な影響を受け、そしてそれをオーディンに反映させたいと考えチームを運営して参りました。

高校生という多感な時期に男としての生き方を教えてくれた三沢さんに対する感謝の気持ちと、哀悼の念を表し、今週号の社説では当時の全日本プロレスと三沢さんについて書きたいと思います。

三沢さんはかつてタイガーマスクとしてファイトしていたのですが、試合中、ベテラン選手の執拗な顔面マスクへの攻撃に激怒し、マスクを脱ぎ捨て叩き付け、トップレスラーとしての名乗りを上げました。平成2年5月の、その巡業シリーズの初戦、場所は東京体育館でした。

巡業の初戦と言いましたが、実はこの巡業シリーズに入るオフ中にプロレス業界を揺るがす大事件が起こりました。
当時の業界図は、かつての力道山が設立した日本プロレスから、故ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木がそれぞれ独立し、それぞれ「全日本プロレス」「新日本プロレス」を旗揚げ、この2つの団体が「2大政党」としてマット界を牛耳っている状況でした。

ところがそのオフ中に大手メガネメーカー「メガネスーパー」が大スポンサーとなり、SWSという新団体を旗揚げしたのです。
「メガネスーパー」はその潤沢な資本力を背景に次々と選手を引き抜き、当時全日本プロレスのメインイベンターだった天龍選手、谷津選手等たくさんの選手が離脱しました。

人気選手を失ってこれからどうなるのだろうと、ファンが心配する中での開幕戦だったのです。
まさにその日、全日本プロレスを救わんがための三沢選手の決起でした。

その日のメインイベントはジャイアント馬場、ジャンボ鶴田組VS世界タッグチャンピオン、テリーゴディー、スティーブウイリアムス組でした。

実はもうこの時期にはジャイアント馬場さんは第一線を退かれていて、前座で「楽しいプロレス」を行なっていたのです。
その馬場さんがメインに登場。
ファンは大変心配しました。

案の定、馬場さんが捕まる展開になります。パワフルな外人チームの攻撃を受け、ボロボロです。そしてコーナーマットに馬場さんが振られますが、足元がおぼつかなく、マットの硬いところに不自然な姿勢で背中を強打します。
試合中のアクシデントで、うずくまる馬場さん。しかしプロレスですから、試合を成立させなければなりません。
苦痛に顔を歪める馬場さんを無理矢理起こすテリーゴディー、得意技のパワーボムで叩き付けます。
しかしここはプロレスのお約束で、アクシデントがあったためか少々「低め」のパワーボム、「ああ、これでお約束の3カウントが入って、馬場さん控え室に戻って治療するのかな」ファンは誰しもそう思いました。テレビ解説のアナウンサーもそんな雰囲気でした。

ところが返したのですね〜!カウント2,9ギリギリで。これは驚きました。
場内に響く馬場コール。アナウンサー若林健二さんは泣いていました。高校生の私も泣きました。
足元がフラフラで立っているのもやっと。結局最後はラリアットを受けて負けてしまうのですが、その馬場さんのファイトに多くの全日本ファン、そして所属レスラーは勇気付けられました。

実はその日の興行にはライバル新日本プロレスの藤波選手が視察に来ていました。
新日本プロレスの坂口社長はこの全日本プロレスのピンチにライバルの垣根を乗り越えて、提携しよう、所属選手を派遣して救おうと考えていたのです。

ところが馬場さんは、「こんな時だからこそ他団体に甘えたくない、自分達で切り抜けたい」と考え、若手レスラー達にスポットライトを当てます。
今の小橋選手、川田選手、田上選手、そして三沢選手。隠れた才能が一気に花開きました。

三沢さんたちのファイトは新しい若いファンを呼び込み、会場は常に超満員、後楽園ホール大会などは、予約しようとしてチケットぴあに電話しても全然繋がらず、やっと繋がったと思ったら売り切れ。そんな状況でした。

そのときの三沢さんは自分より体が2回りくらい大きいジャンボ鶴田さんと毎日のように熱戦を繰り広げ、怪我が絶えませんでした。
ある時は鼻骨を骨折して顔が内出血した状態でリングに上がりました。
ある時は肩を脱臼して、それでもリングに上がりました。
決して派手なレスラーではありませんが体中ボロボロでも休まずに全日本プロレスを支え続けました。
もちろん社長の馬場さんの背中を見て頑張ろうと思ったのは言うもでもありません。
子宝に恵まれなかった馬場さんは三沢さんを養子にすることも考えたそうです。

そんな三沢さんがライバル、ジャンボ鶴田さんから食らい続けた技、それがバックドロップでした。
プロレスは相手との信頼関係で成り立ちます。受身の上手さに信頼のあった三沢さんは特に急角度のバックドロップを受け続けていました。プロレスを守るために。

そんな三沢さんが最期に受けた技がバックドロップ。偶然とは思えません。

三沢さんが社長を務めていた「プロレスリングノア」は馬場さん亡き後、独立して旗揚げした団体です。
最近のプロレスはK1や総合格闘技の波に押され苦戦しています。
さらにこの不景気が追い討ちをかけ、テレビとの提携もストップしました。

金策に追われ相当心労も溜まっていたと聞きます。

プロレスを守って亡くなった三沢さん。
ファンがレスラー個人を好きになることはありますが。当時の「全日本プロレス」「プロレスリングノア」は団体そのもののファンが大変多く、会場はいつも温かい空気に包まれていました。
これはもう他界された馬場さん、鶴田さん、三沢さんが築いた財産です。

オーディンもそんな団体にできるように頑張ります。
三沢さん、今までありがとうございました。どうか天国で見守っていてください。

※ご意見ご感想はこちら
odin_jimukyoku@yahoo.co.jp



■オーディンニュース
6月28日(日)は、いよいよOB戦「ハッスル6〜青春の証〜」です。
現役選手としてどうしても負けられない学生
先輩としてどうしても負けられないOB

両者の意地と意地がぶつかる戦いになるのは必須です。

過去5回の対戦成績は、
ハッスル1…OB勝利
ハッスル2…OB連勝
ハッスル3…学生勝利
ハッスル4…学生連勝
ハッスル5…OB勝利

OB3勝、学生2勝と全くの互角。どちらが勝ってもおかしくありません。

今年はどちらに軍配があがるのか?
守護神オーディン様はどちらに時代を託すのか?

午後2時、文教大学第3グランド、キックオフです!


■ど真ん中!池田主将プロデュース「今週の主将賞」

今週の主将賞:「茂木香菜子」

茂木は3年でスタッフサブリーダー、小山が休部中の今、臨時でトレーナーリーダーを勤めています。
また文教大学体育会幹部としても、オーディンの為、体育会の為に仕事をしています。

ブログでも福田さんがおっしゃっていたように、今の3年生はプレイヤー3人、スタッフ3人とかなり少ないです。
新入部員の時に、今の4年生が自分のことばかり考えて新人教育を蔑ろにしていたからです。

昨年は、スタッフには教育をせずプレイヤーだけ教育をしましたが、トレーナーの新入生が2人いましたが、2人とも退部してしました。

今年トレーナーには3人の新入生が入りました。

シーズンスタート時からトレーナーは2人しかいなかったので、新人教育(主にテーピング)を例年より早く行い、全員がきちんと巻けるようになっています。

今週の土曜日、日曜日は茂木が幹部の仕事で休んだのですが、一年生は自分のやるべきことをしっかりやっていました。

新入生はまだまだ覚えることがたくさんありますが、茂木がしっかり教育し、小山が復帰する時には頼もしいトレーナーになっていると期待します。

チームフィロソフィである「挑戦」「自立」「貢献」の中の、トレーナーの早期教育に「挑戦」し、先輩、体育会幹部としてチームに「貢献」している茂木を今週の主将賞とします。


■オフェンス・ディフェンスリーダーより

〜オフェンス〜
こんにちは!
オフェンスリーダーの井村です。
私は低血圧のせいかとても朝が弱いのですが、最近は決めた時間にだいたい起きれるようになりました。
というのも、実は先々週から朝練をやっています。朝練と言っても強制ではなく自主参加型で、パス合わせがメインです。

中学・高校などで皆さんは朝練を経験したことはありますか。
高校の野球部や陸上部などはよく朝練やっているイメージがありますよね。
私も高校のときバスケ部で、そのときも自主参加型の朝練だったのですが、5時半に起きて朝昼の弁当を母親から受け取ってまぶたをこすりながらよく電車に揺られていました。

今回朝練をやることにした理由は、パスコース、タイミングが合っていなかったりして明らかにパス合わせの本数が足りないからです。
基本的に普段の練習ではDをつけて実戦的な合わせですが、パスコースやタイミングの確認は練習中にはやりません。
しかし、アフターでの本数も限りがあるので朝練のような確認できる練習はとても大切になってきますし、合わせた本数分だけ成功率もあがります!

1年生レシーバーの健太と将も毎朝頑張っているよ!上級生も負けずに頑張ろうぜ!!

<オフェンスリーダー:井村和仁>


〜ディフェンス〜
こんにちは!!三週間ぶりに教育実習から帰ってきました、ディフェンスリーダー黒岩です。

ということで先週までのDチームの現状は把握できていない状態なので、本日は目先を変えて実習話でもしてみようと思います。

僕の実習先は母校の中高一貫高で、教科は中3の公民と高2の現社を担当しました。
その中で何より大変だったのが教材研究。
オーディンの先輩方には教員の方もたくさんいらっしゃるので「そんなのは当たり前だ」と怒られてしまうかもしれませんが、今までろくに勉強してこなかった分、大学生活で一番ではないかというほど勉強をしました。

当たり前のことですが、教員は指導力があって当たり前。
採用試験のためもそうですが、実際に教壇に立ったとき自分の首をしめることがないように、今からしっかり勉強しようと心に決めました。

また、実習中、ある先生がおっしゃった、とても心に響いた言葉があります。
それは
「時間は自分で作るもの」

教員の仕事のうち授業は半分、もう半分に事務処理や部活指導、教材研究など様々な仕事があるようで、それらに対していちいち言い訳をして逃げ出していては周囲からの信頼もなくなってしまいます。

私も今までの大学生活において、部活以外にも本部の仕事や補助教、アルバイトなど様々なことをやってきましたが、それら全てをしっかりとやりきることが大切だと痛感しています。

社会に出る練習としても、今与えられているやるべきことはしっかりと行っていかなければ、という風に思いました。

さて、今週はディフェンスについて何も触れられ無かったのでそれは来週に持ち越したいと思います。
個人的な作文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

今週からまたアメフトだー!!

<ディフェンスリーダー:黒岩幸祐>


■休部中、小山祐香の「トレーナー独り言」

21日に2回目のペアストレッチ講習会に行ってきました。
今回も大変興味深い内容で充実していたのですが、前回とは違う気持ちで終えました。

前回あったワクワク感、興奮がなかったんですね。

それどころか、なんだかむなしくなってしまったんです。

理由は明白でした。
自分のためにペアストレッチを勉強するなんてモチベーションが続くはずがなかったんです。

私が勉強したいと思ったのは、選手に実際にやってあげたいから。
トレーナーの後輩に教えてあげたいから。

自分に純粋な知識欲なんてなかったんです。
ただのやりたがり、教えたがりの人間でした。

きれいな言い方が許されるのであれば、何か役に立ちたい、どうにか頑張ってほしいといった気持ちがモチベーションになっていました。現役のときと同じ気持ちです。
―まだあったんですね。

この気持ちを真正面から認めるのに2ヶ月かかりました。
戻りたい気持ちはありませんでしたし、本当にもう辞めた気持ちでいたんです。

この変化がすぐに何かを変えるとは思わない。

けど、小さくてかまわない。
新たな勇気と希望になればいいと切に願わずにはいられないのです。


■徒然後記

「汗水たらして働いた金は美しいじゃねぇかよ。政治家が賄賂で儲けた金なんかよりもよっぽど美しいじゃねぇかよ。」
「金にきれいも汚ねえもあんのかよ。」

これは、かつてフジテレビで放送されたドラマ「ひとつ屋根の下」で柏木和也(石田壱成)が会社の金を横領したのがバレたところを、兄のアンちゃん(江口洋介)が殴る場面である。

定額給付金の給付の通知が来て、早や3ヶ月が過ぎたが、通知書が届いたまま悶々とした日々を過ごしていた。
「自分は1万6千円もらえるだけの何かをしたのか?」
「これは何に対しての報酬なのか?」
「給料とは違うよな」
「何か買い物をしてキャンペーンに当たった訳ではないよな。」
そんなことを考え、封は開いたまま、ついに市役所に向かって体は動くことなく、通知書を破り捨てた。
破った後は自分にこう言い聞かせた。「そう、これでいいんだ。」と。

どこからか降ってきた1万6千円ではなく、「汗水たらして働いた美しい」1万6千円を手に入れるべく、今日も仕事に精を出す。

<第25期:西崎雅俊>


さーて、来週のオースポは?

○社説「ハッスル6〜青春の証〜ハッスルなったか!?」
○ど真ん中!池田主将の、今週の主将賞
○オフェンス・ディフェンスリーダーより
○休部中、小山祐香の「トレーナー独り言」
○西崎雅俊の「徒然後記」

以上を中心にお届けします。

「明日に向かってファーストダウン!」
オーディンは、未来を創るフットボールチームです。
来週もオースポでお会いしましょう!


posted by 週刊オーディンスポーツF編集長 at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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