2011年03月15日

週刊オーディンスポーツZ:Vol.85

■社説

合宿に初日から3日間参加しました。今週の社説では特に印象に残った出来事を書こうと思います。

まず、初日の行きのバスで一年生トレーナーの芳賀葵が遅刻をしました。
運動部の合宿のバスに遅刻をするなどというのは私の感覚からすれば起こり得ないことです。
その後どんな惨状が繰り広げられるのか、想像しただけで恐ろしくなります。

でも今はそういう時代ではありません。昨今の公教育は「自分のペースで、自分らしく」を奨励しています。
「ゆとり教育」の見直しにより、各自治体、学校で基礎基本の徹底が図られたため、今の小中学校は少しは改善されています。
けれど、今年の新入生はちょうど「ゆとり教育」の真っ只中に義務教育を過ごしてきました。
私たちはこの世代は政治被害者であると考えます。

「自分らしく」も結構ですが、世の中には「相場」というものがあります。
つまり学生の世界においては「社会に出る前に最低限これだけは身に付けてくるだろう」というレベルが求められるわけです。

ゆとり教育が施行されようと「この位のことは身に付けさせないと本人が後で困る」と考えてくれる先生に当たった生徒。
「あくまでも本人のペースで」という方針の先生に当たった生徒。
これが同じ土俵に立ったらどういうことになるかは目に見えています。

「集合時間に遅れてこない」これは、社会から求められる最低限のレベルです。
大学生は大人ですので「本人のため」というのは余計なお世話かもしれません。
けれど最低限のレベルに達していない若者を社会に送り出すことはチームの恥です。

「子供から嫌われるリスクも伴う面倒臭い躾」

親は幼稚園・学校に任せ、幼稚園の先生は小学校の先生に任せ、小学校の先生は中学校の先生に任せ、中学校の先生は、高校の先生に任せる。

では、誰が防波堤になるのか。それがオーディンの役割です。

今回私はスタッフリーダーの濱野を叱りました。
濱野は家庭の事情で初日から参加できず、バスの出発を見送りに来ていたのですが、そのときに後輩の芳賀が遅刻で到着していないのにも関わらず、他の人間と談笑していました。

そうした当事者意識のないリーダーの態度が、最もチームの秩序を破壊します。
後輩の失敗はリーダーの責任です。

ただ、濱野は普段はそういう所はピリピリとしているのですが、今回ばっかりは「見送り」という立場で緊張の糸が切れていたのでしょう。普段ならピシっとしているはずです。

芳賀の名誉のために言う訳ではありませんが、その後の芳賀は食事の後片付け等も率先して行なう等、仕事を真剣に行い、そうした自分の甘さを改善しようとしている様子がひしひしと感じられました。
パート練習ではリーダーの村越に怒られていたりと少々スローペースな感じでしたが、これからどう成長していくのか楽しみです。

人間、今、駄目だからと言ってずっと駄目なはずはありません。
今回の失敗が明日の成功の布石かもしれません。
ただ、駄目なものを駄目だと言わないで、他のいい所を誉めるなどといった事なかれ主義の誤魔化し教育が一番若者を駄目にします。

芳賀の反省した態度、その後の真剣な仕事ぶりを見て、「これからが楽しみだな」と感じました。


「これからが楽しみだ」と感じた1年生としてもう一人、トレーナーの米田美佳を上げたいと思います。

米田は、教育部長の山下の説明した「チームの心構え」の話に対して、「そんな話を聞くくらいならテーピングの1つでも覚えた方が時間の無駄にならない」と突っぱねた新人です。

まあ私くらいの年齢になれば冷静に捉えることはたやすいのですが、気の毒なのは「真面目でいい子な」山下で、そういう後輩に対してどういう対処をすればいいか分からず、頭を抱えてしまいました。
そのため、教育部で行なうはずだった、「一年生の決意・感想文紹介」も途中で頓挫してしまいました。
教員を目指す山下の将来のためにも、山下には頑張ってもらいたいところですが、できないものはできないので仕方ありません。

そんな米田ですが、どういう新人なのだろうと今回楽しみにしていました。

仕事ぶりを見ると、テーピングを巻いたりボトルを渡したりと「自分が動く仕事」に対してはキビキビと動くのですが、それが済むと「私には関係ない」というような態度が感じられました。
選手が緊張する合わせの場面でも「自分の仕事」が済めばニヤニヤしたりと、「共闘」するという気持ちが感じられません。

そんな中、初日に田辺が熱中症で倒れて、救急車で運ばれるという事故がありました。
熱中症に関してはオーディンでは様々な対策を立て、細心の注意を払っているのですが、プレーにのめりこんでしまうとついつい無理をしがちになります。

選手の体調が危険な状態になった際、監督やコーチがいない場合は、学生がストップをかけなければなりません。
その時は特にトレーナーの判断が重要になります。「本人の意思を尊重してプレーを続行させた」これが一番危険なのです。

今回は、私がいましたので、田辺本人は嫌がっていましたが、彼にはすぐに練習を中止するように指導しました。
幸い田辺は意識を取り戻し、大事には至らなかったのですが、トレーナーの健康観察がいかに大切で、責任が重いのかを特に1年生スタッフには強調して説明しました。

すると米田は、前日とは打って変わって真剣な姿勢で練習に臨んでいました。

トレーナーの一番大切な仕事というのは、選手の健康を守るということで、そのために健康観察が大切な仕事になります。
「観察」というのは地味な仕事です。傍から見ると仕事をしていないようにすら見えます。

けれど、真剣に観察すると練習は刻一刻と状況が変化しているので、動くべきところがたくさん見つかり大変忙しくなります。

「元気で活動的で活発」そんなことが今の教育では重宝されます。
「じっと観察する」などというのは敬遠されがちです。

けれど、仕事というものは、状況があって、相手があって行なうものです。
そのためにはまずは観察をする。
米田は、そのことの大切さ、自分の置かれている立場の持つ責任に気付いたのではないかと感じました。

最初から団体競技に精通し、何でもこちらの期待通りに動ける選手、スタッフももちろん期待していますが、3部底辺というオーディンの現状を考えると、「いかにチームが人を育て、成長させられるか」というのが大きな課題、テーマになります。
そういう意味でも、こうした新人の成長というのは、チームの将来への期待を抱かせます。

今回、3日間で色々なことがありました。
もちろん2勝したということが最も素晴らしいことですが、オースポ社説では敢えてこの2つの出来事を上げてみたいと思いました。

今週号のコラムで、リーダーの井村と黒岩がタックルに集まること、アサイメントをしっかり理解することを課題に挙げています。
しかし、これらは、いわゆる「練習時間」にだけ努力すれば身に付くものではありません。
タックルに集まることも、他のポジションのアサイメントを覚えることも、これらを遂行できるようになるためには、責任感や当事者意識といった人間性の問題も求められます。

そのためには常日頃から自分を厳しく律し、磨くことが必要です。

そうして磨いていく中から熟成される「責任感」。それを束ねて相手にぶつける。
相手も負けじとこちらにぶつけてくる。

アメリカンフットボールでは「責任」を果たすために「コンタクト」という「精神的な恐怖」「肉体的な痛み」すら伴います。

そうした「責任感」と「責任感」のぶつかり合いから醸し出される神聖な空気。
それこそがアメリカンフットボールの醍醐味なのではないかと感じます。

※ご意見ご感想はこちら
odin_jimukyoku@yahoo.co.jp


■オーディンニュース

〜オーディンリーグ戦壮行会〜、
日程:8月29日(土)
時間:17時〜19時
場所:北越谷ギャザホール

今回は小堀、飯田さんのスピーチが楽しみです。元グングニル団長平田の指揮による、「応援歌大合唱」も行ないます。
みなさん、奮ってご参加ください!


〜デイキャンプ、今年も盛り上がりました!〜

8月20日木曜日、しらこばと運動公園にて、デイキャンプが行われました。

元気な135人の子ども達とカレー作り、水遊びを行いました。
今回の行事ではお母さんも子どももODINティーシャツを着てきてくださりました!

カレー作りではみんな積極的に「かまどやりたい!野菜切りたい!」など馴れない手つきで包丁を扱ったり、熱いなか頑張って火をおこしていたりしました。
みんなで一生懸命作ったカレーをみんなで美味しく食べました!

その後はフライング気味の子がいるくらいみんな待ちに待った水遊び!

去年よりも子ども達の武器が強力になっていて、みんなびしょびしょになりながら楽しみました。

子ども会の方々には良い会になりましたとおっしゃっていただき、会は成功で終わりました!


これで今年の決まっているコミュニティー行事は終了しました。

終わるときに子ども達に「もっとやりたいよ〜!」と言われ、じゃあ来年ねと話しましたが、話すとき少し胸が痛みました。

先日、子ども会の規模、形が変わってきており、行事の見直しが考えられていると聴きました。今回のデイキャンプだけでなくアメフト交流会なども。

今年の2月にも同じような事がありました。行事を減らしたいと。ですが今回大きく違うことがあります。

会長さんに
「行事を減らしていかなければいけない、けれど、どうにかして交流会、デイキャンプを残していきたい。」とおっしゃっていただきました。
現在会長さんと来年以降どうしていくか考えているところです。

2月には考えられないような信頼関係を築けたのではないかと思います。

せっかく築いていった関係をここで途絶えさせるわけにはいきません。

来年以降、今以上の関係を築いていけるよう、子ども会の方々と進めていきます。


最後になりましたがお知らせです。
大学にNHKから問い合わせがあり、コミュニティー活動の事など大学の方が薦めてくださり、NHKに取材を受けました!

◎放送日:9月3日木曜日
◎時間・タイトル:11時頃からの「こんにちはいっと六県」という番組の中で7分ほど取り上げられます。

題名からして関東ローカルだと思います。

ぜひこちらもご覧下さい。

<コミュニティーリーダー:石田淳也>

※オーディン公式ブログはこちら
http://blog.livedoor.jp/b_odin/


■ど真ん中!池田主将プロデュース「今週の主将賞」

主将賞「山口朋子」

山口は今回合宿係として努力しました。

普段と違い7日間通しでやる練習、朝も早く、朝から夜までアメフト漬け。

プレイヤーがこうして出来たのも山口がバスの時間や昼飯の時間を管理し、移動などをスムーズに行えたからです。

1、2年生にとっては初めての福寿荘で右も左もわからないなか、よく頑張ってくれました。

チームフィロソフィの「挑戦」「自立」「貢献」の中の、裏方としてチームに「貢献」する山口を今週の主将とします。


■オフェンス・ディフェンスリーダーより

〜オフェンス〜
こんにちは!
井村です。
先日夏合宿から帰ってきました。山中湖は標高が高く涼しいとは言えど日差しは強く、みんな真っ黒に日焼けして一層たくましく見えるようになったのですが、肝心の中身の方はどうだったのでしょうか。
今週は夜のミーティングについてレポートしていきます。

オフェンスの合宿におけるテーマとしては、アサイメント理解を深め全員でプレーをやりきることです。
今年はどのポジションも若く、アサイメントに関して言えばまずは自分の動きから入るというのが実際です。
また上級生もアサイメントの確認をやることでパートでの共通意識をもつことができたかと思います。
それとともに、各プレイヤーがプレーに柔軟性をもたせることが必要です。
この柔軟性とは、プレーの意図を理解した上で、ディフェンスにアジャストすることになりますが、プレーのコンセプトを理解し、自分の動きをそのコンセプトと照らし合わせることで全員でプレーをやりきることができます。

ですので、パートリーダーを中心にプレーのコンセプト理解に重点を置き、アサイメントテストも実施しました。
結果としてコンセプトはできたものの、詳細までアサイメントが書けなかったりと完全な理解ができておらず、合宿後も引き続きやっていかなければいけません。
また練習試合でもディフェンスにアジャストできていなく、頭だけでなく動けるようにこれから練習していきます!

来週は合宿中の練習や、試合についてレポートします。久々の勝ち試合のレポートです。
お楽しみに。
また来週!

<オフェンスリーダー:井村和仁>


〜ディフェンス〜
こんにちは!!帰省期間中、家でスイカを食べ過ぎてお腹がゆるゆるな黒岩です。

さて、自分たちは先週の水曜日までの1週間、山中湖にて合宿を行なってきました。

今年は天候にも恵まれ、レベルアップのスローガンの元、練習を行いました。

ディフェンスとして、合宿前に課題としたのがハドルの集散の迅速化とタックル、アプローチのレベルアップ。
これらは問題点がはっきりとしていたので、事前に対策を打って練習を行うことができました。

一方、試合には勝利したものの、一本抜けTDを浴びる等、スウォームの悪さが新たな課題となりました。

これも合宿中から対策を立て練習を行なえているので、明日からも継続していこうと思います。

そして、合宿中に得られた一番の成果は勝つことの喜びを感じられたことです。
リーグ戦で同じ思いができるように、明日からも練習に取り組んでいきます。

合宿に来てくださった、差し入れをしてくださった先輩方ありがとうございました!!
今後ともよろしくお願いします!!

<ディフェンスリーダー:黒岩幸祐>


■休部中、小山祐香の「トレーナー独り言」

今年も夏の風物詩、全国高校野球選手権大会が行われ、大いに盛り上がりましたね。
個人的には母校である長野日大高校が初出場ながら、長野県勢としては7年ぶりにベスト16に入ったことと、新型インフルエンザに泣いた球児たちが多かったことが印象に残りました。

今年初め、南米から急激に世界に広まった新型インフルエンザ。
WHOは広範囲でヒト−ヒト感染が認められたことを受け、フェーズ(警戒レベル段階)を最高のフェーズ6としたことが大きなニュースになりました。
日本でも水際対策むなしく、感染者は拡大の一途をたどっています。

皆さんはもう知っているかと思いますが、先日東京農工大のアメフト部員にもインフルエンザ患者が出て、1週間の活動停止を余儀なくされています。
このように1人でも感染者が出れば試合どころか練習もできなくなります。
Odinでも予防を徹底させ、天理高校や立正大淞南高校のように大舞台で泣くことのないようにしていきましょう。

【感染予防の一例】

○手洗い・手指消毒の徹底(帰宅後/食前/トイレの後/練習後/食品を取り扱う前/咳を手で押さえた後)
○うがい(帰宅後/人ごみから出た後/空気が乾燥している時/喉が乾燥している・調子が悪い時/朝歯磨きをする前/練習後)※イソジンを使うとなおよし
○マスクをつける
○皆で使うものは清潔に保つ(タオル/トイレなど)

国立感染症研究所 感染症情報センター HPにてインフルエンザ流行マップというものも見ることができますので、そちらも合わせて利用してみてください。
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html


予防をしていても、もし「あれ?これってインフルエンザ?」と疑う症状が出た場合、下記の項目をチェックしてみてください。

【インフルエンザ症状チェック!】

!重要なチェックポイント!
□ 地域内でのインフルエンザ流行
□ 急激な発症(前兆として咳、鼻水、くしゃみなどが続くことなく、急に高熱になって気づく)
□ 38℃以上の高熱/悪寒がでる

※この3つがそろうことがインフルエンザの特徴です。
また、3つそろわなかった場合でも下記の症状が伴えばインフルエンザを疑いましょう。

!要注意なチェックポイント!
□ 関節/筋肉痛
□ 倦怠感/疲労感
□ 頭痛
□ 最初より咳/鼻水/くしゃみがつらい
□ 喉の炎症

いくつか該当した場合、すぐに病院で検査を受けてください。
新型以外でも今年の夏は異常にインフルエンザA型が流行っています。

ウイルスに負けずに合宿での成果をしっかりリーグにつなげていってください!


■徒然後記

ある国の王様の話。
その国では王様が政治家を決めていました。
最近、今まで働いていた政治家の態度や仕事ぶりが気に入らないので、昔から働いていた政治家を「少し懲らしめてやろう」という理由だけで、仕事を取り上げて、どういう人か、どういう仕事ができるのかもよく調べずに他の若い政治家に取り替えようとしています。

その王様は「王様の生活を守ります」「王様が主役の国を作ります」という言葉が大好きです。
新しい政治家は仕事が欲しいので王様の気に入るようなことばかり言っています。
その王様は、「景気回復になりますので、このお金をどんどん使ってください」と言われて、最初は「本当は国の将来のために私にお金を渡すべきではないよ」と思って反対していたのですが、いざお金を見せられると我慢ができない。そんな王様です。

新しい政治家は、王様のために高速道路を無料にすると言っています。王様の子供のためにお金を出すと言っています。
そしてそのお金は、子供の頃から一生懸命勉強してその国のために働きたいと思っている優秀な人を減らすことで捻出しました。

こうして国のために働きたいと思っている若者はやる気を失い、自分の老後の快楽のことばかりを考えるようになりました。
王様は、もっと自分のことばかり考えるようになり、その国は外国に攻められ消滅しましたとさ。

<第25期:西崎雅俊>


さーて、来週のオースポは?

○社説「今年もやります!第4回リーグ戦壮行会」
○ど真ん中!池田主将の「今週の主将賞」
○オフェンス・ディフェンスリーダーより
○休部中、小山祐香の「トレーナー独り言」
○西崎雅俊の「徒然後記」

以上を中心にお届けします。

「明日に向かってファーストダウン!」
オーディンは、未来を創るフットボールチームです。
来週もオースポでお会いしましょう!

posted by 週刊オーディンスポーツF編集長 at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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