2012年02月02日

週刊オーディンスポーツZ:Vol.133

■社説〜2011年度プレイバック〜

オーディンはアメフトを頑張る組織です。
これはオーディンにとっては当たり前ですが、周りの環境にとってはそれは「当たり前」のことではありません。

言い方を変えれば、周りの環境はオーディンにとって良い影響ばかりであるとは限りません。
ここで、気を付けなければならないことは、物事は往々にして「これは良くないな」と感じることが実は自分達のプラスになったり、逆に「これは良いな」と感じることが自分達にとってマイナスになったりすることが多い。これは世の常であります。

そういう色々な影響、価値観や考え方に対してしっかりとした軸を持って取捨選択することが、今の時代のアメフトチームには求められると考えています。
昔なら監督や主将が「そんなのは関係ないんだ!」みたいに言えば済みましたが、これだけ情報が溢れる時代になると、そういう言い方はもはや説得力を持たないのです。
それでもチーム自体が強豪でブランド力があればそれ相応の権威に基づく求心力がありますが、オーディンのような3部中堅くらいのチームだとそういう訳にも行きませんから、尚のこと環境に対してじっかりとした軸、つまり「考え方の物差し」を持つ必要があるのです。

今週は、その中でもうちがたびたび悩まされる体育会、フレキャンについて書かれた記事をプレイバックしたいと思います。
「体育会」だからといって体育のことを推進していないところが文教大学の難しい所です。
「そんなバカな」という声が聞こえてきそうですが、子供の学力を上げることを考えずに「ゆとりだ」などと言う教育機関があって、それが問題になり改善されたこともありましたよね。

今の時期にあらかじめ問題になりそうなことを想定して春合宿に臨みたいとそういう趣旨です。それでは

8月17日Vol.110、合宿特別号です。編集長の私が書いた「社説」を振り返ってみましょう。

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2011年08月17日
〇社説
今、事務局長の福田は、スタッフの鈴木がチームとの信頼関係が壊れてしまっていて、そのことを修復するのか、処分するのかという選択を迫られています。期限はあと一週間です。

今週の社説は、その鈴木のことからオーディンと体育会のフレキャンについての関係を語り、フレキャンを始めとする体育会の運営を批判する記事を書きたいと思います。

スタッフの鈴木は体育会の本部役員ですが、今年の春くらいから体育会本部の仕事に気持ちを奪われてしまい、チームと溝ができてしまいました。
そしてその溝は段々と深まり、最終的にチームの利益、信頼を失墜するような行動になってしまい、「謹慎処分」という措置が取られています。

「集団主義」を採用している私たちオーディンは、起きた問題をいち個人に求めないように心がけています。何か問題が起きたら「連帯責任」を取る。
もちろん個人に自己批判させることもしますが、基本的には「連帯責任」の考え方です。

文教大学の体育会は、「フレキャン」「新スポ」「七夕交流会」と、「体育会定着のために楽しいイベントを企画して親睦を深めること」に力を注いでいます。
他方、体育に力を入れている例えば六大学といった体育会は、他校との対抗戦の運営やOB会、父兄会との連絡調整…そういった「大学の競技レベルを高めて行く活動」をしています。

この「フレキャン」というのは、体育会所属団体に入った一年生を、「自己選択」の名の元、「同調圧力」を使って誘致し、世間から隔離された環境の中で遊ばせたり酒を飲ませたりして遊ばせる。そういうイベントです。

しかもその当日は3日間も練習・トレーニングを休まなければならないのですが、さらにその日に向けて「ダンスの練習」と称して何度も集まりがあり、競技に向けて努力することの妨げをします。

「体育会本部が競技の向上の妨げをしている」

残念なことにそれが文教大学の現状なのです。

そんなことがもう30年以上続いています。

体育会の方針としては、

「練習は大変なものだからあまりきつくしてしまうと辞めてしまうかもしれない。だから横のつながりも作って楽しい親睦も作ることが体育会の定着につながり結果競技力も向上する」

こういった考えです。
一見すると筋が通っているようですので、多くの学生は納得してしまいす。
特に鈴木のような単純で一本気な性格の学生にとってはなおさらです。

今回の社説ではこのことを3つの論点からキッチリと批判したいと思います。

1つ目。
まず、そもそも「体育」というのは、競技で体を鍛えて心身ともに成長する。そういう「教育」であること。
これが基本です。
スポーツを楽しむのではなく、スポーツを教育の訓練手段として用いること。それが「体育」です。
従って厳しいこと、辛いことも課して行きます。

しかし人間ですから厳しいこと、辛いことばかりでは身も心も疲弊してしまいます。ですので娯楽や息抜きも必要でしょう。
しかし、それはその人の耐性に応じてチームが判断し、それぞれのチームが独自に行なえば良い事ではないでしょうか?
体育会本部が一律に行なうことではないはずです。
なぜなら、体育に対する耐性も、練習の強度もチームによってそれぞれ異なるからです。
それぞれ異なるものを一律に「新人は弱いから娯楽、親睦が必要だ」と言って自分たちの立場を主張するのは、「弱者正義」でしかありません。
「弱者」のレッテルを貼られた新人は、それだけでも競技力向上の弊害になります。

2つ目。
体育、競技の世界というのは、常に順位、勝敗が付きます。
そのことからチームの中でも「俺はあいつより強い」「俺はあいつには敵わない」といった見方をします。
その中で、仲間に対する尊敬の気持ち、劣等感を克服する強さ、そうした心が身に付きます。
つまり、いながらにして、そのままの状態で信頼、尊敬されるのではなく、チームの中で自分の力、努力を見せて、お互いに信頼、尊敬を勝ち取っていく。
それが体育、競技の世界での人間関係作りのルールです。

ですので、チームの中でも「あいつは凄い」という人間もいれば「あいつは駄目だね」という人間も出てきます。
「あいつは凄い」という人間もその強さを自分ひとりのものと勘違いして尊大に振舞えば、今度は批判されるでしょう。
逆に「あいつは駄目だね」という人間も、一生懸命努力をしたり、チームの仕事を率先して行なうなりすればまた違った評価を得られるでしょう。

人間、能力のあるなしというのは現に存在するものです。しかし、能力の高い人間は能力の高い人間なりの責任、能力の低い人間には低いなりの責任があります。

能力の高い人間はその能力に見合った評価を得られてないという不満を克服する努力も必要です。
能力の低い人間はコンプレックスを克服する努力も必要です。

それは社会全体も同じで、そういうことを学べるのが体育、競技の世界です。

どころがフレキャンは、そういう信頼関係作りを棚上げし、「同じ班なんだからみんな仲間だ。固いこと言わずにみんなで仲良くなろう」というルールを設定しようとします。

それは一見素晴らしいことのようですが、結局、学生一人ひとりの信頼関係作りをしていく経験の過程を奪います。
努力して信頼、尊敬を勝ち取っていくのだという「気概」を奪います。

結果、競技に対する努力を虚しくさせ、信頼関係作りをする苦労から目を背けさせる結果となります。

要は、甘やかして駄目にしているのです。

3つ目。
フレキャンは非常に閉鎖的だということです。
大学体育会というのは地域や社会に開かれた活動をしています。
これは、そもそも大学は「社会の最高学府」であり「社会の公器」であるという思想に基づいています。
ですので、オーディンでは保護者やOBのみならず、地域の方も試合に来てもらう。知育の福祉活動にも積極的に貢献する。
そういう開かれた活動をしています。
地域のスポーツ文化の振興を牽引できる立場を担う。それが大学体育会の役目です。

しかしフレキャンは、世間から隔離された施設の中で、自分たちのために遊びを作り、自分たちのために野外炊飯をし、自分たちのためにダンスを踊ります。

自分たちの楽しみのためにやる、そういう自己完結な活動です。

言ってみれば、そういう自己満足のために他者を利用し、大学体育会という名前を利用する。
そういう活動です。
オーディンは他者のため、チームのため、地域のために活動する。そのことで喜び、誇りを感じる。
そういう活動です。

大学の団体である体育会が積極的に「自己満足」「自己完結」を奨励する。
しかしそれをごまかすように「親睦」というオブラートで包む。
それが実態です。

他チームにも同じように競技に志し、一生尊敬しあえるような友に出会うかもしれません。
しかし、そういうチャンスさえも「平等でみんな仲良く」という「弾圧」を受けることで台無しにされてしまうのです。

このようにフレキャンを始めとする体育会の活動は、健全な体育活動、健全な競技運営にとって非常に悪影響であるにも関わらず、それを知識・経験・情報も乏しい新入生に対して「自己決定・選択自己責任」のルールを押し付け、同調圧力でもって参加を強いています。

これはもう暴力的てあるとさえ言えます。
一本気の鈴木は、この体育会のロジックに見事にはまってしまった。
体育会のロジックにはまってしまえば、それとは真逆のオーディンに対して不信感を持ってしまうのは当然の帰結です。

そして、このことは体育会が悪いのではなく、そうした体育会に対してNOの態度を貫けなかったオーディンに問題があると思います。

「それはそれで良いんじゃないですかね?」

というニヒリズムな、ズルい態度。
特に川崎を始めとする幹部のそうした態度。

そこを今週の弊誌オースポZ社説の最終的な批判対象としたいと思います。
権力を監視するのがマスコミの責任です。
もし鈴木が辞めるようなことになれば、もちろん本人の責任負担もありますが、加害者の中心は体育会本部であり、そういう加害から鈴木を守れなかったチームに責任があると思います。

大学体育会の本分、それを体現するオーディンと真逆なことをやっている現行の体育会本部、フレキャン。
一方でその存在を許しているにも関わらず、それに毒されてしまったら本人の責任とする現行のオーディン。

それは「麻薬」を合法として許可して、「麻薬患者」を逮捕する国のようなものです。

「麻薬」をやれば「麻薬患者」になるのが分かっているならば、最初から「麻薬」を禁止にすれば良いことです。
「みんなで「麻薬」をやれば「親睦」になるじゃん」というのがフレキャンの理論です。
一見すると「麻薬」に見えないのが怖いところなのです。
ここは賢くならなくてはいけません。

後輩の「自己決定自己責任」を放置するのも「本人の個性尊重」ですが
その後輩がどういう将来性を有しているのかを考えて指導、監督する。それも「本人の個性尊重」ではないでしょうか。



■未来に届け!4年生の遺言
〜今回第7回は大類拓望です〜

こんにちは。大類拓望です。

自分が高校から通してみると7年間コンタクトスポーツやってきました。自分とコンタクトスポーツについて書いてみようと思います。

自分が高校で初めてラグビー部に入った時、怖くてタックルがめちゃくちゃ苦手でした。たぶん1年生の秋の終わり頃までは、向かってくる相手に対して正面からタックルすることはできていませんでした。というか頭も下がってるし、ただ相手を掴むだけの不恰好なタックルでした。

たしかその頃の練習試合で目の前のプレイヤーがミスをして、自分はアメフトでいう所の青天のようなビッグプレーをしました。
その経験をしてから、タックルが楽しくなりました。

その次に苦手だったのは試合中にキックを取ることでした。キックは3年間かけてやっと取れる自信ついたくらいです。

高校の上級生になると試合中に頭の中が真っ白になることを自覚してきました。結構試合中にパニックになることが多かったです。だから、試合中にボールを持っても意味不明な事をしていました。変な所にパスしたり、変な所に走っていったり(笑)

これを克服できたのは、アメフト始めてからです。たぶん2年生になってからだったと思います。この時、やっとコンタクトスポーツを試合中も楽しめるようになりました。

そこからやっとフェイントだのカットだの出来るようになりました。

こんな流れで、自分はちゃんとコンタクトスポーツ出来るようになるまで結構かかりました。でもこのくらい時間かけたからこそ、コンタクトスポーツが大好きです。

自分がここで暴露したいのは、自分はかなりスポーツ苦手な人間だったってことです。運動を続けてきたっていうだけで、全然スポーツに向いてないただのチビです。

この文教大学アメフト部は、自分をRBとして試合で活躍をさせてもらえる位の選手にしてくれました。
これはアメフトというスポーツの特性と、文教大学アメフト部という母体があってこそでした。
本当に感謝しています。

つまり言いたいのは、アメフトというスポーツと文教大学アメフト部というチームは、運動を続けていたどんな人でも活躍させてくれる、そしてそこから自分の役割を見出だすことができる世界だってことです。

アメフトは運動が好きな人間は誰でも引き込めるスポーツです。
だから、運動やっていた新入生にはこのアメフト勧めて、熱い気持ちと熱い姿勢見せて、ぜひ勧誘頑張ってください。



■徒然後記

玉川温泉の雪崩で3人の方が亡くなったそうだ。
今年は大変な大雪が原因で雪崩がおきたとのこと。
楽しい温泉も自然なら、恐ろしい雪崩も自然。
考えてみれば温泉と大震災というのも裏表の存在なのだ。

人間は自然の一部なのか、それとも自然とは別の存在なのか。
この辺もよく考えないといけない。
自然のままで、頭を使わなきゃ「人間らしく理性を働かせろ」と言われるし、頭でっかちで功利的過ぎても「人でなし」と言われる。
難しいねえ。

<文学部日本語日本文学科卒業生:福田勝之>

さーて、来週のオースポZは?

〇社説「プレイバック最終回〜そして初戦を迎えた〜」
〇未来に届け「四年生の遺言」
〇徒然後記

「未来に向かってファーストダウン!」
オーディンは、未来を創るフットボールチームです。
来週もオースポZでお会いしましょう!
posted by 週刊オーディンスポーツF編集長 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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