2017年04月17日

週刊オーディンスポーツZ:Vol.309

■社説

勧誘が苦戦している。
今日、4月17日現在で選手2人、スタッフ7人という結果で、これは僕が知る限り23年間で一番苦戦している。
こうなることは多くのOBも薄々予想していた。
歴史的に見ても、戦績が良かった翌年は苦戦する傾向にある。
スタッフの入部は有難いが、女性は選手登録ができない。

勧誘に必要なことは、自分たちの魅力を伝えることと、相手、新入生の魅力を知ること。

このバランスにある。

自分たちの魅力というのは、アメフトの魅力であり、人の魅力であり、アメフトをやることにおける将来性や学生生活全般の魅力である。
戦績が良かった次のシーズンというのは、ある意味でアメフトの競技そのものに自信過剰な精神状態に置かれる。

なぜ「過剰」かというと、去年の戦績が良かったのは、多くは四年生のお陰であって、三年生以降はその「親の七光り」にあやかったに過ぎないからである。

そこを認めるのは中々難しいのだが、本人たちはそのことに薄々気付いている。
だからアメフトの魅力を伝える時に「無理をする」、つまり背伸びが出てしまうのだ。

それではいけないと思い、誰かが「アメフトの魅力ではなく人の魅力を伝えよう」みたいなことを言い出す。

これが今年のテーマになったそうだが、考えてみれば「自分たちに魅力がある」とか、どんだけ自意識過剰なんだという話で、そういうスタンスで来られたらよほど自分に自信がある、もしくはあると見せかけようとする人間以外は、人は引くのである。

ましてや相手は、ついこの間まで高校生、浪人生だった新入生である。確固たる自信などこれからだろう。
そんな所に「僕たちの魅力を伝えます!」と来られたらどう思うかという話なのである。

しかし、これは今の現役学生が悪い訳ではないのである。
全ては縁、切っ掛け、組み合わせ、環境…それだけ勝利の味というのは、麻薬の味なのである。

昔の人はそれをよく知っている。
だから
「勝って兜の尾を締めよ」
「勝っても浮かれるな」
「ガッツポーズをするな」
「相手に敬意を払え」
「感謝の気持ちを忘れるな」

というようなことを言うのである。

特に学生チームの指導者はこういう言い方をする人が多い。
なぜか。
それは勝って喜んでいる若者に嫉妬しているのではなくて、勝った喜びの、その反動が怖いからである。

それはチームの運営もそうだが、学生一人一人の将来性をも考えて、怖いのである。

それを怖がらない指導者というのは、学生に対して責任を感じていない大人だと思う。
僕はそういう「エセ指導者」を何人も見てきた。

アメフトってこんなに面白いんだぞ、楽しいんだぞ、勝ったら最高だぞ、こうやったら簡単に勝てるぞ、みたいな。そういう人間を何人も見てきた。

ハッキリ言うと、アメフトは危険なスポーツである。

何が危険かと言うと、アメフトはその魅力に取り憑かれると人生のバランスを大きく崩してしまう。
それほど魅力がある。人間の本能を激しく揺さぶるスポーツなのだ。
だから、将来を棒に振り、仲間を、自分の勝利という名の「麻薬」を味わう「道具」として利用しても心も痛まなくなる。

アメフトというのはそういう危険なスポーツなのである。

だからこそ、フットボーラーというのはそんなことにならないために、意識して、人一倍他者に感謝をし、チームを作ってきた先輩に敬意を払い、仲間を大切にし、礼儀正しくし、学業に励む。

そうやって人としてのバランスを作る。
それをさせるのは、その学生の人生を考えればこそなのだ。

繰り返し言う。

アメフトは危険なスポーツなのである。

それを分かれば、勧誘というのは、一年生を危険な世界に誘う行為な訳であるから、誰よりも、どこの団体よりも、一年生の気持ちを聞き、性格や人格を知り、敬意を払う。
将来の夢を聞き、その実現に先輩として尽力しようと決意し、

「俺がしたいアメフトに力を貸してくれないか?俺はお前が必要だ。その代わり俺はお前のために良い先輩になろうと思う。だから俺の後輩になってくれないか?」

それを伝える。

それが勧誘であって、その気持ちが伝わればどんな一年生でも入部してくれるし、もし入部に至らなくても、学生時代ずっと良い関係でいられるだろう。

それをもって「アメフトの、人の魅力」というのである。

役割を分担して話すのが苦手な人は後方で情報管理させるとか、新入生に「とどめを刺す」とか。

正直そういう言葉や施策は、人を人とも思わない、仲間を「勝つための道具」としか思っていない思い上がった人間の言葉だと思う。
ラクロス部と運動会とか、女の子をダシに新入生を釣ろうというのかと。それがオーディンの実際の活動なのか?という話である。

これが「イノベーション」の答えなのでであろうか?
その結論はまだ早いのであろうか?

それは分からない。

ただ一つだけ言えることは、こういうことはチームの歴史の中で今まで何度も経験してきたのである。
これもオーディンのよくある話で、これもまたアメフトだということなのである。

さて、これからオーディンはどうなってしまうのであろうか。
主将沖村の今後の巻き返しが注目される。

※ご意見ご感想はこちら
odin_jimukyoku@yahoo.co.jp


■君は君らしく。。沖村亮太プレゼンツ「今週の主将賞」

※沖村はただいま取材主張中につき、福田編集長が代行します。
今週の編集長賞「上田風雅」

今週の徒然後記、感動した。その尊敬する先輩というのは堺のことだな!?
そうかそうか、お前はいい奴だな。

堺は人一倍センスがない、しかも性格が優しい。ダメな先輩かもしれない。だけどダメな先輩の頑張りというのは後輩に勇気を与えてくれる。
お前もダメな後輩だったけど、授業にもちゃんと出てだんだんダメじゃなくなってきたぞ。
そうか、堺の良さが分かるのか。

弱い人間が頑張るというのは、それだけ本人は着いて行くのに大変なんだ。チームはそういう人間も大事にしなきゃならない。
もちろん先頭を走る人間だって大変だ。だけど先頭を走るのは気持ちが良いし、ある意味でマイペースに走れる。
チームを作れば先頭もいればビリもできる。でもみんな大切な一員なんだ。

そのことに気付かせてくれた風雅に編集長賞をやる。

堺、早く帰って来い。チームにはお前が必要だ。堺がいなきゃ、一年生にも「うちは仲間を大切にするチームだ」って胸を張って言えないじゃないか。
だから帰って来い。
で、お前は去年来れなかったから、うちで鍋をやろう!


※ 「自分に厳しく、人に優しく」上田風雅のプロフィールはこちら
http://bu-odin.com/roster-sm.html#2


■組織力のツープラトンで勝負「ディフェンス・オフェンスリーダーより」

<ディフェンスリーダー:鈴木悠太>

こんにちは。2年生の時は体育会本部、3年生の時は体育会幹部の仕事があったので、今年初めての勧誘で緊張している#52鈴木です。

ディフェンスパート最後の紹介は自分のポジションでもあるラインバッカー(LB)です!

ラインバッカーはラン、パスどっちにも素早い判断を求められ、試合では1番活躍するかっこいいポジションであると自負しています。
私たちのチームのLB陣は、他のチームと比べると平均体重がとても重い方です。
#3池内は入部から20キロほど体重が増えたそうで、チームで1番大きくなったのではないでしょうか。私自身、入部してから5キロほどしか増えていないので見習いたいと思います。
#51佐藤に関しては、2年生にも関わらずLBで体重が1番重いです。なおかつキックの才能もあるとは。。恐ろしいやつらです。

今週は甲乙つけがたいということで、今週のバイス賞は自分が頂戴しておきます。


<オフェンスリーダー:天野雅英>

勧誘期も2週目に入った。
例年以上に厳しい状況が続いている。

この勧誘期に入ると毎年、多くのことを考えるきっかけになる。私が下級生であった頃はアメフトを知ってもらおう、だとか、アメフトの魅力はなんだろう、とかスポーツそのもので人を集めようとしていた。

しかし、今年は「人で勝負」という方針のもとで新入生を集めている。これはとても残酷な事で新入生が入部してくれなかったら、その人間の魅力が足りなかった、ということになりかねない。

現在、入部を決めてくれた新入生は一人である。まだまだ、自分たちの魅力を伝える事が足りていない。もしかしたら、そもそも魅力なんてそんなにないかもしれない。
それでも、泥臭く一丸となって頑張っていこうと思う。


■実はチャレンジャー、青森美咲の「今週のオーディンニュース」

※今週は青森は取材主張中につき、同期スタッフの木幡が代筆します。

こんにちは。
今週は木幡が代筆させていただきます。

今日で勧誘期も終わりました。
今年で3度目の勧誘期でしたが、今までで一番スタッフが入った年だと思います。
それぞれ入部を決めた理由は様々だと思いますが、どの一年生もこれから頑張るぞ、という気持ちは変わらないと思います。
一年生にはたくさん失敗してたくさん成長していってもらいたいものです。
上級生は一年生が挑戦、失敗できる環境を作り出していこうと思います。

春練習中人数が少なく最低限のことしか出来ていなかったスタッフとしては、+αのことができるようになっていくこと、新入生が多いということは、上級生だけで偏りやすい思考に新しい風が入ってくるという利点があるので、今年のチームの目標である三部優勝にその良さが繋がるようにスタッフチームとして全員で成長していきたいと思います。


■オーディンの希望の一番星、山本一星のリクル&教育ブログ

こんにちは。
勧誘期も終盤戦になり、新入生にトドメを刺す期間に入りました。
スタッフが7人も入りましたが、プレイヤーが未だ1人しか入っていません。
3年の代には今はスタッフがいないのに今年は7人と、なかなか不思議に思えます。
スーツ作戦が効いたのかもしれません。

やっぱり仲間が増えるというのは嬉しいものですね。
これから4年間、普通の大学生なら4年間遊んでやろうと思うはずです。
しかし、週5日の練習のアメフト部に入部すると覚悟を決めてくれた子が8人います。
これから入部する子も含めて、絶対に後悔させたくありません。

自分は一度も後悔したことはありません。
自分がかっこいいと思っていた先輩に、次は自分達がなる番です。
頑張ろう、3年。

以上です。


■徒然後記

MF中村俊輔のジュビロ磐田移籍が発表された1月から3ヶ月が経った4月8日、J1第6節で中村の古巣、横浜FM対磐田の一戦が実現。横浜DF中澤佑二は、敵として目の当たりにした中村のプレーについて話しました。

中村の蹴る磐田のCKについて「本当に嫌ですね」と中澤。「やっぱり、良いボールが来る。誰かが走ったところに必ず飛んでくる。そういうボールを蹴れる」とコメント。
また、中澤は共に練習していた日々についても、「俊がいないから居残り戦もすぐ終わっちゃうしね。あのシュート練習での、きれいな放物線が見られないですからね。いつも『ああ、上手いなぁ。』って思いながら見てましたけどね。」としみじみと語りました。

私はこのニュースを見て、チームメイトや仲間の存在の大切さを改めて知りました。
実際、私にもこの人がいるから頑張れる、という人がいます。
あの人がいないと何だかチームがいつもの雰囲気と違うと感じる事があったり、寂しく思う事があります。

その人は私が尊敬している人であり、目標でもある凄く大きな存在となっています。
皆、誰しも大切な仲間がいると思います。それは部活だけでなく、クラスメイトなどでも同じです。その仲間がいつも一緒にいるとは限らないので、かけがえのない仲間をこれからも大切に思い、過ごしたいと思います。

<文学部日本語日本文学科2年:上田風雅>


「明日に向かってファーストダウン!」
オーディンは、未来を創るフットボールチームです。
来週もオースポZでお会いしましょう!




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posted by 週刊オーディンスポーツF編集長 at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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